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対馬市 国境の島で本物の自然と暮らすまち

本物の大自然を感じられる環境王国

対馬市は、九州の最北端に位置し、南北82km、東西18kmと細長く、福岡までは、海路138km、釜山まではわずか49.5kmの国境の島。対馬市の気候は、暖流である対馬海流が対馬を二分して北流しているため、年平均気温は約15℃と比較的温暖。秋から初春にかけては大陸から吹く北西の季節風の影響を受け冷え込むことが多いが、四方を海に囲まれているため雪はほとんど降らない。夏は、海風により大地に熱がたまらないため、本土よりも涼しく、年間を通して過ごしやすいのが特徴です。


白嶽登山の楽しみ方

石英斑岩の双耳峰が特徴的で、白く空に向かって輝くその姿は海からもはっきり望むことができます。そのため古くから航海の目印として、霊峰として、地元の人々から愛されてきました。

山頂からはリアス式海岸の浅茅湾(あそうわん)の複雑な海岸線と無数の島々、城山や有明山など対馬を代表する山々、そして気象条件がよければ韓国の山影も望むことができます。島の89%が山林の対馬ですが、360度の大パノラマを楽しむことができるのが白嶽登山の魅力です。


古代山城・金田城をあるく

城山をぐるっと一周するようにめぐらせた城壁の総延長は約2.2km。自然の地形を活かし、山の稜線を利用しながら石が積まれています。山そのものがお城で、海がお堀かのような作りです。「まるで城の原点のようだ」と番組内で語られた金田城の山頂からは、豊かな浅茅湾を一望できます。当時、関東から国境警備のために送られた防人(さきもり)も見たであろう景色が眼下に広がります。「万葉集」にも詠まれている防人の歌に想いを馳せながら歩いてみてはいかがでしょうか。


ツシマヤマネコに会えるかも


対馬はそのほとんどが山林で、国の天然記念物に指定された原始の照葉樹林が数多く残り、四季折々の美しい植物が花を咲かせ、人々を魅了します。有名なツシマヤマネコをはじめ、ツシマテン、チョウセンイタチ、ツシマサンショウウオ等、対馬の生き物には、かつて大陸と陸続きであった「島」ならではの環境条件が色濃く反映されていて、春と秋の渡りの時期には、アカハラダカやヤマショウビン等の数多くの珍しい野鳥を観察することも出来ます。

浅茅湾(あそうわん)シーカヤックの魅力